ムール貝

reirei_f2005-01-23

未だに手探り状態で行っているペルー人宅の家庭教。
7割日本語2割ゼスチャー1割英語といった感じでなんとか続いている。
一度妹の方を本屋に連れて行ったことからだいぶ仲良くなれた^^
お母さんはスペイン語オンリーなのでどうしても意思の疎通があまりできない。
最低必要なことは子供を通して伝えてはいるつもりなんだけど、なかなかコミュニケーションが取れないのは寂しい。
それでも前々回の授業でとても嬉しいことがあった。
授業終了後、お母さんがサンドウィッチを作ってくれたのだ。
それをゆっくり食べている間に子供達とお正月の料理について花が咲いた。
おせち料理を説明するのはかなり苦労したけれど、ペルーの大晦日の習慣なども色々教えてもらった。
一番すごかったのは全長160センチくらいの布で作った人形に火薬などをつめて路上で燃やすらしいΣ(・ω・ノ)ノ これはほんとびっくり。
どこの家庭でもやるという。しかも家の前の道路でみんながやるので夜は燃え上がる炎で道を通れないのだとか(笑)
お正月の食べ物は特にないようだけど、大晦日の夜12時にぶどうを12粒食べるそうだ。
12粒の理由はイマイチわからなかったけれど(私には伝わらなかっただけかも)、願い事のある人はテーブルの下にもぐって食べると叶うという。
日本でいう、神社にお参りするようなものだろうか。
とにかくペルーにはおまじないごとが多いらしい。他にも12時ジャストに丸い場所(テーブルの周りなど)を旅行かばんをもって走ればその年に旅行にいけるとか、挙げればキリがないくらい。
この話題にはお母さんも参加して、もう言葉の壁なんてなんのその。スペイン語日本語ゼスチャーお絵かき入り乱れて楽しい会話となった^^
その時にお母さんに教えてもらった料理が今日の写真。
実は以前ドイツに行ったときに食べそびれた一品なのだ。
フッセンのとあるレストランで夕食を食べたとき、私の斜め向かいの席で赤いスープに浸かった大量のムール貝を貪るように食べている人がいた。
私と旦那はちょうどお腹いっぱいの料理を食べ終わった所で、正直もう吐きそうなくらい満腹だったのだけど、どうしてもその赤い料理が食べたかった(>_<)
ただ、メニューも読めないし、言葉も通じなかったし、その上満腹ときたら断念せざるを得なかった。でも、本当に美味しそうで、ついこの間までそれを食べなかったことを後悔していた。
それでペルー宅のお母さんと子供を通して話をしているうちに、私はふとその料理を思い出して、ダメもとで聞いてみた。
豆と魚介類がとても豊富だといっていたので、もしかしたらと思ったのだ。
それがドンピシャ♪
さっそく作り方を教えてもらって作ってみた。
分量などはさすがに伝わらなかったので、材料だけ聞いてかなり適当にやってみたがこれがかなりうまかった(*^.^*)
一応、教わったままのレシピを書いておきます^^


 *ムール貝トマトスープ煮
  -薄くスライスした玉葱
  -潰したにんにく
  -細かく刻んだトマト
  -パプリカの粉
  -オリーブオイル
  -ムール貝
  -香菜
 ○鍋にオリーブオイルをひいてにんにく、スライスした玉葱の順で炒めてしんなりしたらトマトとパプリカの粉を入れて潰すように炒め、塩・コショウをする。
 ○ムール貝を入れて、ムール貝が被るくらいの水を入れる。
 ○沸騰したら中から弱火にして10分でできあがり。
 ○器に盛って、刻んだ香菜を散らす。


以上が、私に伝わったレシピです。
えっと材料の中ではトマトが一番多くなるようにするらしいです。
ちなみに私はムール貝20個に玉葱大1個、にんにく2かけ、トマト中3個で作りました。
ムール貝白身魚とかにするともっと美味しいらしいので、今度挑戦します〜^^